大人になっても勉強することは、みっともなくない【理系視点】
そんなことはない
みっともなくなんかない。素晴らしい
私の知る限り、社会人でかつ技術者といわれる人々は勉強している。という話
では、すでに社会に出てしまった大人は、どうすればいいのか?
それは、自分の関心のある分野を、できるだけ「体系的」に学びなおすことです。書店で平積みになっている本ばかり読むような「読書ロンダリング」はやめて、ある分野の基礎から実践、対立する立場にあるさまざまな理論を含めて、時間をかけて読むことです。
引用先には、興味あることは勉強していこう、と述べられていた。
勉強するなというわけではなく体系的に、ということは同意する。しかし「自分の関心のある分野」というのが引っかかった。
それはそれ。これはこれ・・・
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サラリーマンたるもの、日々の業務での目的は利益を出すこと。
技術者、科学者、研究者、エンジニア、どれもサラリーマンであれば、アカデミックの世界とは違い、日々のノルマを達成し利益を上げるのが目標である。勤務時間中でのインプットであればどうしても自分の能力に行き詰っていく。
最初は、自分の興味ある分野を歩いてきたが、気付いたら違う世界のことも知らなければお先真っ暗。明日のノルマ、一か月先のノルマ、一年後のノルマ。スパンが長くなればなるほど、必要とされる広く深い知識。知らないことへの恐怖、すさまじい勢いで進歩するテクノロジー・・・。
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なんのために勉強するか。
興味あることも勉強したらいい。より深く、深くもぐっていけばよい。しかしサラリーマンは自分の海だけで泳いでおけばよいのではない。知らない、遠い遠い海に金塊が落ちているのであれば、およぐ、もぐる。誰よりも早く。
興味のない事も勉強しよう。
大人になって勉強することは、みっともなくない。
大人になって勉強することは、生きていくということだ。