■試合の終わらせ方■

試合と人生を上手く終わらせたい。サッカーは人生である。サッカー3割、将棋3割、仏教3割、人生10割。totoと京都サンガ

王座戦第5局~羽生さんが遊園地へと連れて行ってくれました~

第62期王座戦五番勝負第5局は横浜ロイヤルパークホテルにて開催。
羽生善治王座 対 豊島将之七段 の最終局。

将棋は詳しくない私がニコニコ生放送で夜からの観戦。
解説は阿久津主税八段、聞き手は安食総子 女流初段。
電王戦への出場が決まった阿久津八段にはぜひ頑張ってほしいです。

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さて本局は横歩取りでスタート。両者が得意な形。序盤は激しい展開になるのかなーと思いきや・・・

あ…ありのまま 今 起こった事を話すぜ!
横歩取りかと思ったら いつのまにか居飛車振り飛車になっていた」
な… 何を言っているのか わからねーと思うが おれも 何をされたのか わからなかった…  頭がどうにかなりそうだった… 催眠術だとか超スピードだとか そんなチャチなもんじゃあ 断じてねえ もっと恐ろしいものの片鱗を 味わったぜ…

状態でした。なんで先手の羽生王座が矢倉で後手の豊島七段が美濃囲いになってるんですかね。羽生マジックならぬ豊島マジックをさっそく見せてくれました。


そしてこの対局の最大の見せ場は羽生さんが、豊島玉に襲い掛かるところ。中盤は知らない間に羽生さんが優勢になる、といういつもの展開。終盤、羽生さんがはっきり良くて、あとはじわじわ寄せていけばいいだけの展開。評価値では、はっきり先手良しだったそうです。そこで普通に終わらせないのが真の王座。端攻めからの飛車をバサァーと切る羽生さん。駒台はグチャー。この辺で、後手の豊島七段の評価値がぐんぐん盛り返す。しかしそこからカッコよすぎる歩の連打による手筋。羽生さんの手はぷるぷる西野カナ。そして詰みまで一直線。これには解説の阿久津八段も終始、「ひょえー!」を連呼していました。

やっぱ羽生さんの勝ちか・・・
   ↓
豊島ワンチャンあるで!
   ↓
羽生さんの歩の妙技にしびれるっぅぅぅ!
   ↓
羽生さんの手が震えたぁぁぁ!


と、まるでジェットコースターのように大盛り上がりのニコ生でした。実際、評価値もかなり上下したみたいですね。マジックやらジェットコースターやら、羽生さんはエンターテイナーです。観戦記は将棋ソフトのPonanzano開発者の山本一成さんが書くようなので楽しみですね。

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