■試合の終わらせ方■

試合と人生を上手く終わらせたい。サッカーは人生である。サッカー3割、将棋3割、仏教3割、人生10割。totoと京都サンガ

中村祐哉ありがとう。/時を止め、僕の時間を動かしてくれた偉大なサッカー選手【京都サンガ】

■引退

寝る前に引退と聞いて飛び起きた。
京都サンガにもいてくれた選手。通称ペンタ。なぜペンタかは不明。JFLから引き抜いたけど、結果は出せなかった。それでも好きな選手だ。

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■印象に残った試合

2013年、J2リーグ 第1節 ガンバ大阪vs京都サンガF.C.
場所は万博。あのガンバ大阪が降格してきての関西ダービー。相手には日本代表の遠藤、今野すごい顔ぶれ。

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ガンバ3-3京都
[得点]
前半24分 京都 安藤淳
後半15分 G大 阿部浩之
後半17分 G大 レアンドロ(PK)
後半36分 京都 山瀬功治
後半45分 G大 遠藤保仁(PK)

ハイライトはニコ動で。注目のシーンは2:25くらいから
試合は打ち合いとなる。(ガヤさんは全くガヤらなかった。なんて日だ!)

この試合、途中出場となったMF中村選手(以後中村)。彼は大木サッカーにアクセントをつける役割を期待されていた。仕掛けることが得意。そしてこの試合でも違いを見せてくれた。
2-2で迎えた後半ロスタイム。中盤でボールを持った中村。前には高く設定されたガンバDFライン。右前方を走る京都FW久保。久保は斜めに走り込む。前を向く中村。
そして・・・

そしてである。

中村は時間を止める。

中村はガンバ遠藤のプレスをかわし、早すぎず、遅すぎず、久保にだけ合うパスを蹴ったのだ。

この瞬間僕の時間は止まった。
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ガンバのDFの時間も止まっただろう。そして中村と久保の時間だけが動いていた。

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二人にだけスペースが見えていたのだ。

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もしくはトライアングルの間が見えていたのだろうか・・・。
中村には何が見えていたのだろう。
そして久保が決め逆転したのである。

さてこの試合、結局はガンバが追いつき3-3の引き分けとなった。しかし京都サンガにとっては、昇格という二文字が見えたのである。

■この試合の意味

この先の文章は僕の人生の話。
この当時の僕は本当にどん底だった。何もしたくなくてほとんど引きこもりに近い状態だった。なので万博にも行けず、家で開幕戦を見ていた。そして・・・そして・・・この中村のプレーである。本当に興奮した。震えた。感動した。そして僕は頑張って自分の人生が回り始めた。時間が動き出したのである。

中村はあの試合で時を止め、僕の時間を動かした。

あの1ゲーム、あのゴール、あの一瞬を見ただけで生きていける。昇格はしなかったが僕にとって人生の変わり目だったと思う。その意味も込めて中村選手には感謝を伝えたい。ただただありがとう。私なんかが言うのもあれですし、凡庸な言葉しか思い浮かばないのですが、第二の人生も応援しております。

■参考記事
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